ミテジマ化学は、長年培ってきた繊維加工薬剤の技術と、食品添加物の技術を組み合わせ、Edible Treatment®という新しいコンセプトの繊維加工薬剤の開発に取り組んでおります。

Edible Treatment®は名前の通り”食べることのできる加工”をコンセプトにしており、食品素材や食品添加物で構成された安心で環境負荷が少ない繊維加工薬剤です。

本薬剤のコンセプトは多くのアパレルメーカーの賛同を得ることができ、様々な製品の改良やサステナビリティ―の向上、新素材の開発サポートに取り組んでおります。

ウール製品は温かい、汚れにくい、燃えにくい、生分解性があるなど様々なメリットがあり、これは原料である羊毛が持つ構造や特性に起因します。一方で、洗濯機で洗うと縮んでしまったり、着用時に毛玉ができるなど、ケアに手間がかかるという難点もあります。​

ミテジマ化学は、ウールの良さを活かしつつ、毛玉ができにくく洗濯可能なウール加工薬剤を開発しております。


ウールは天然繊維なので、樹脂などの非天然物は使用せず、食品素材や食品添加物で構成されたEdible Treament® での改質を達成しました。​

お客様が着用するウール製品が、安心で、着心地が良く、長持ちする製品となるよう、日々開発に取り組んでおります。

アパレル製品は色合いが非常に重要で、変色や色落ちが原因で廃棄されることが多くあります。これら問題の多くは、流通・店舗陳列中に製品が受ける光や酸化ガスなどの外部要因により引き起こされることが知られています。​

問題を引き起こす原因は多種多様であり、使用する染料や加工薬剤の組成、温度、大気組成、照明などの店舗陳列環境、お客様の使用状況を注意深く観察しながら原因を特定し、問題を防止する薬剤を開発しております。​

デニム製品の流通中の黄変防止薬剤や、Yシャツなど白物衣料の耐光堅牢度向上剤、不織布製品の毛羽防止薬剤をEdible Treatment®にて開発いたしました。​

多くのエネルギーや資源、作業者の労力を用いて製造されたアパレル製品を、廃棄することなく多くのお客様にお届けすることを目指しております。​